生活

薬剤師の私が1日3食食べない生活と糖質制限を辞めた3つの理由。

薬剤師のハヤエルです。
この記事の執筆時期が1月なのですが、ちょうどお餅だのオードブルだのと食べ過ぎる時期です。
寒いから外に出たくないし、運動もしなくなりがち。

そうなると、『ダイエット』したいと考えませんか?

  • 今からやれば夏に間に合う
  • コートを脱ぐ頃にはきれいな体に!
  • 冬は寒さで代謝が上がるから痩せやすい!

みたいな言葉をよく聞きます。
そこでダイエットしようと思って最近よく目にするのが、

  • 糖質制限
  • 1日1食プチ断食

みたいなやつです。

これ、私やっていました。
具体的には9月頃から12月までなのでおよそ3か月間。
結果的に体重はどうだったかというと、変わらずでした。

先に言っておくと、この記事は、「だから○○っていうサプリメントがいいよ」と勧めるものではありません。
ダイエットの手法として3食食べないダイエットと糖質制限ダイエットを考えているなら、頭の片隅に入れておいてください。

この記事は、

  • 1日1食にした経緯と結果と辞めた理由
  • 糖質制限の結果と辞めた理由

について書いています。

 

1日1食のプチ断食をやめた理由

プチ断食をやめた理由
  1. 付き合いをものすごく負担に感じるようになった
  2. 食べていないのに体重に変化が無かった
  3. 1食でバランスよい食事をとるのが難しかった

1日1食にしたのは「食事の面倒さ」と「昼食後の眠気」が理由

主に昼食が問題です。
まず、プチ断食をすると朝食べないので、
元々朝起きれず時間が無かった私にとってこれ以上ない理由付けとなりました。

朝時間が無いから朝食を食べない人から、プチ断食だから摂っていない人になれました。

じゃあ昼はというと、1時間の昼休憩がとても面倒だったというのが1番の理由です。
食堂で他の社員と一緒に食べるのが煩わしくて、それなら昼寝しようと自席にいました。

昼飯を辞めたことのメリットは4つありました。

  1. 他の社員と過ごさなくていい。
  2. 午後眠くない
  3. 昼食代が浮く
  4. 残業がほとんどなくなる(月7時間以下)

おそらく血糖値コントロールがへたくそなので、食べたらすぐ眠くなる体質です。
食べないことによって午後の眠気はほとんど感じませんでした。

残業については、良くないことではあります。
現状、うちの会社は1時間以上残業が当たり前の感じです。
しかし、夜残りたくない私は、昼休みの時間を少し使って前倒しで仕事を進めています。
こうすることにより、定時+20分くらいで帰れています。

集団行動苦手マンとしては、早めに帰れることのメリットは大きかったです。

1日1食のプチ断食にしたけど痩せなかった。

体重的にも変動なし、見た目も変わらず。
体質改善も狙ったんだけど、そっちも特に効果は見られずでした。

ほんとはね、腸内細菌を生き生きさせようと思って始めた部分もあったんだけど、
便の状態が良くなったかと言われると実感はしなかったです。

お昼を食べないことによる、「あれ?お昼食べないの?」と言われる特別感はあったけど、
見合った効果は特に得られませんでした。

栄養面でいくと、なんとなく貧血のような症状も出ており、
1食でバランスを取って体を満たすというのは、体の消化サイクル考えても難しいかなと。

短期間だけ行う分にはいいのかもしれませんが、
完璧な食事を毎日用意して食べる気力が無さそうなのであれば、
手を出すのはおすすめしません。

付き合いが2つの理由でものすごく負担になった

1つ目は、何度も言っていますがバランス。
夜にしか食事をとれないので、本当は整ったご飯を食べたい。

けれども、夜ご飯の誘いに乗ると、居酒屋だったりファミレスだったりで、
バランスを取るのはなかなか難しい。
そうなると、行きたくなくなります。

もう1つが、きちんと出来ていない自分が嫌になります。
誘われたら付いて行ってしまう、応じてしまうタイプなのですが、
上記の理由でマイナスの方向に働きます。
それがわかっていながらも誘いを断らない自分に嫌気がさす。
そんな状態に陥ってしまいます。

糖質制限をやめた理由

糖質制限をやめた理由
  1. メンタルが不安定になった
  2. カロリーコントロールが難しかった
  3. 本格的な筋トレをしていない

糖質制限をやめた理由は上記の3つです。

糖質を制限してからメンタルが不安定になった

糖質制限あるあるなんですが、意識して炭水化物を抜くことで、
メンタルが弱りました。

元々そんなに強くない方なのもあり、憂鬱な、鬱々とした思いがずーっと続く、
そういう状態に陥りました。

ただ、周りの環境を一定の条件にして沢山研究したわけではないので、
あくまで私の結果です。

糖質制限中に抑うつと言われる憂鬱な状態や、落ち込みから戻れない場合は、
糖質制限をやめてみるのも手ですよ。

ちなみに、今は結構元気です。

糖質以外でのカロリーコントロールが結構難しい

肉食べ放題!油摂り放題!みたいな話を聞くと、満足度高いし楽かなと思います。
確かにそうなんです。けれども、毎日続けてカロリーコントロールできるかと言うと難しい。

炭水化物とタンパク質は、1gあたり4kcalと言われています。脂質が9kcal。
燃えにくいとか溜まりにくいとかっていう不透明な話は別として、
基本的に摂取カロリー<消費カロリーとなれば痩せるんです。

だから、炭水化物が抜けた分、摂取カロリーが減るかと思いきや、その分肉で賄わなきゃならない。
もちろん、魚とか豆腐とか納豆でもいいけど、手軽さと満足度を考えると肉。

外食をするとライスが無い分カサが足りず、金額が上がっちゃうし、
食べれちゃうのでとどまることなく食べちゃいます。

ゆっくりとカロリー計算してみると、実はオーバーしているのに、
体にたまる量が少ないので満腹感が得られません。
特に、元々糖質に依存していたタイプの人は。

結果的に、カロリー計算が上手くいかず、日によってバラツキも出たため失敗しました。

本格的な筋トレをしていない

ジムに行くわけでもなく。
家にトレーニング器具はあるんですが、なにせメンタルも弱っていると、
帰宅してからトレーニングする気は起きません。

運動量が通勤以外でほとんどないのに、食べるものは肉類中心。
ストレス解消も相まって食べる量は増え、でも運動はしない。
消化に時間がかかるけども、食べる時間が早まったわけではないので、
なんとなく重苦しいまま就寝していました。

運動とセットで、動きつつ、タンパクを補うというのはおそらく効果的です。
長年の栄養学の蓄積の賜物といえるトレーニー達が言っているので。
でも、何もせずに糖質だけ制限をした場合、
今まで糖質があった部分をタンパクと脂質で埋めようとすると、
私のように摂取カロリー量が増えることも考えられます。

運動をしないのであれば、糖質制限はあまり向いていないと思います。

体重は変わらなかったし、メンタルも落ちたから私はもうやらない。

やめたらこうなった
  1. メンタルが改善し、気力が戻った
  2. 眠気はあるが、朝から落ち着くようになった
  3. 食事コントロールがしやすくなった

やってみて結果が出なかったから方法を変える。
当たり前の理由ですよね。
ここまでの理由から、私はプチ断食と糖質制限からは手を引きます。

やめてどうなったか、どういう食生活になったかというと、

朝:コーンフレークorパン

昼:定食系

夜:肉だったり鍋だったりピザだったり

といった感じ。むしろ糖質に寄せてます。
昔の人が言っていた、油物を押さえたら痩せるというのはあながち間違いではないのかもなと最近思っています。

けどね、油は油で大事なので、揚げ物とは言わないけど炒め物にも油を使っています。
で、糖代謝しなきゃいけないのでビタミンB群は必須で摂取するようにしています。

糖質寄りにしたらメンタルが安定しました。
昨今、糖質依存は良くないと言われていますが、
糖質減らしてメンタル病むよりは、糖質に依存してメンタル安定したほうがいいです。
結果、メンタル安定すると運動をする気力が出ますし。

あと、眠りの質は良くなりました。特に寝つきが。
少し甘いものを摂ってから寝るくらいが丁度いい感じです、私は。

そして、3食でバランスをとればいいので、増減の幅が増えます。
カロリーコントロールをしやすくなるので、ダイエットには持ってこいです。

着地点は”当たり前のところ”に

いかがでしたでしょうか。結局のところ、

  • 3食バランスを考えつつカロリーを抑える
  • しっかり睡眠をとる
  • メンタルを調えて元気に過ごす
  • 無理をしない程度に運動をする

という、絵に描いたような健康生活を送るのが一番という結果に。

糖質も脂質も悪ではないし、たんぱく質だって時には悪です。
過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉もあるように、
中庸をとっていく生活がいいのかもしれませんね。

収入が上がるよりも健康状態が良くなることの方が何倍も幸福度が高いという話もあるので、
何ごとも鵜呑みにせず、自分に合った方法で健康的な生活をおくりましょう。

 

以上、『薬剤師の私が1日3食食べない生活と糖質制限を辞めた3つの理由。』でした。