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僕は欠点豆も飲みます。家庭での珈琲焙煎のススメ。

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ハヤエル
ハヤエル
コーヒーは、嗜好品です。

たまに忘れがちになるこの言葉、大事にしていきたいです。
特にハマればハマるほどより新しいもの珍しいものを追求しがちです。
そうしてふとわからなくなるんです。

「あれ?自分はどんなコーヒーが好きなんだっけ…?」

私もこの壁にぶつかりました。
私は浅煎りも好きだし深煎りも好きで両方飲みます。
昔は中深煎りくらいのマンデリンが一番好きでした。

美味しい豆=マンデリンだと思っていました。
色んな豆を知り世界を知り、じゃあ今はどれが好きなの?というと、

ブラジルのグアリロバ(ゲイシャ)ですかねえ。

おもっきし変わり種じゃねえかっていうね。
巡り巡ってやっと出会えた山椒フレーバー。
飲むたびに笑ってしまいます。

コーヒーの欠点豆、飲んでます!

欠点豆ってのがあるんです、コーヒーには。よくよく見ると。
貝殻豆だとかカビ豆だとか色々あるんです。
あるんですけども、かわいそうじゃない。

本人たちは欠点になりたくて生まれたわけじゃないんだもの。
かといって客人に出すときはちゃんと避けます。
というか焙煎終了時点で取り出します。

量としてはそんなに多くないんです。
だから我が家では焼き加減チェックに使ってます。
ハンドピックを終えたら、欠点豆だけをミルで挽きます。

もちろん冷めてからですが、生焼けじゃないかとか硬すぎないかみたいな指標になる。
味はそんなになんですけどそれでも雰囲気は出るので焼きすぎていないかはチェックできます。

毒があるわけではないので、案外普通に飲めますよ。
いつも三種類くらい同時に焼くんですけど、ギリ10gいくかなあくらいです。

コーヒー自家焙煎のススメ。案外簡単だし、楽しいです。

コーヒー焙煎、なんとなく難しいイメージがありましたがそうでもないです。
最初の頃は生焼けとかも全然起きるんですけど、5kg近く焙煎したら慣れます。
3kgくらいでだいぶ方向性は見えてたかも。

人様に出すとかじゃないので、自分で楽しむ分としてやるにはとてもいい趣味。
うちは手回しタイプのやつを使ってます。
安くて取り入れやすかったのと、豆の色を見ながらできるので。

今となっては電動が欲しいなとか、プロンプトとか組みながらやるのかっこいいなとか、ないものねだりが起きていますが。
サッとはじめてみるには手回しおすすめです。

最初はフライパン焙煎をしていた。

フライパン焙煎から入ったんですけど、フライパンがダメになりました。
そんなに数持っていたわけではないので、餃子とか焼いた後のを洗って使う、みたいな。
面倒くさいなあと思ったのもあって買いました。

でもフライパン焙煎楽しかったですよ。
ムラはどうしてもできちゃうけどちゃんと焼けるし。
色を見ながらできるので勉強にもなります。

最初フライパン焙煎から入るの、僕はありだと思います。
鉄のフライパンの方がいいかも。テフロンが空焼きでダメになっちゃうから。
鉄がおすすめです。

コーヒーはあくまで嗜好品。自分の好みを追っていけばいい。

どの味が正解でどの味が不正解だなんてことは無いです。
酸味の強い豆にも、苦みの強い豆にもそれぞれ良さがあり、それぞれにファンがいます。

自分の好みを重視すればいいじゃない。と、今では思います。

とある豆屋に行ったとき、店主に色々と話を聞いている時に言われました。

店主
店主
でもコーヒーなんて結局嗜好品ですから。種類は沢山あるけど自分の好きなものだけ飲んでおきゃいいんですよ。

これを言われてはっと目が覚めた気がします。いつの間にか誰かに見せるための、認められたいがためのコーヒーになっていたなと。

自宅でコーヒーを飲み始めたのも、家で飲んだ方が安いからという理由だし、コーヒーメーカーを使わないのは洗うのが面倒だから。
大きいミルを買ったのも小さいと取り扱いが不便なのとインテリアにもなるから。

理由なんてその程度です。なんとなく良さそうで、安く済ませたくて。コーヒー自体は昔から飲んでて大学時代も1日6杯とか飲んでました。今もそのくらい飲んでいるかな。

私はコーヒーを好きで飲んでいます。コーヒーが好きだから飲んでいます。
どんな理由でもいいんです。健康のため、眠気覚ましのため。
それでももしこだわるとするならば、美味しいなと思うコーヒーを楽しんでください。

 

ABOUT ME
hayael
「言葉の万年筆」として、日々の気づきや空想を文字に刻むハヤエルです。 エッセイや創作を通じて、言葉が持つ豊かさや面白さを探求し、読者の心に響く物語を紡ぎます。 空想と現実の間を行き来する文章を発信し、日常の中に新たな視点や発見を届けられたら嬉しいです。