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家で淹れるとコーヒーの香りが消える?ズボラな私ですら実践しているたった一つのコツ

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喫茶店やカフェで、ああ美味しかったなと思ってそのお店のコーヒー豆を買って帰ったのに、どうも味が同じくならない。そんな経験ありませんか?

コーヒーの淹れ方の記事でも書きましたが、ちょっとした違いで味は変わります。豆の量、新鮮さ、お湯の量、抽出方法、抽出時間と違いが生まれる点は沢山あります。

前の記事では「自分で淹れるコーヒーの味を安定させるポイント」について書きました。

今回は『香り』。香りを上手に引き出すたった一つのコツについてお話しようと思います。

美鈴コーヒーで豆を買いました。

200gx2で400g。私の通っている札幌駅の函館美鈴コーヒーでは、生豆のまま置いてあり、オーダーに応じて焼き加減を調整してくれます。

買ったその日は飲まずに我慢。豆を落ち着かせてから翌日に飲む。というのをいつだったか美鈴さんで習ってからはそうしております。

まずはお店の紹介でした。

珈琲焙煎工房 函館美鈴 札幌駅前店

地下鉄札幌駅、南北線改札口の横を地下歩行空間に向かって歩くと右手にあります。ファミリーマートの向かいで文教堂のとなり。

10時~20時までの営業で、焙煎受付は19時30分まで。

毎週木曜日はスタンプカードのポイント2倍です。

ネットで買えたりスーパーで買えたりしますが、私は焼き立てが好き。まだまだ自分で焙煎する気にはなれないのですが、そのうちですね。

ということで、もし近くに丁度いい焙煎屋がない場合はネットで買うのがおすすめです。

取り寄せって意外と美味しいし、安いですよ。

 

ここが本題!コーヒーの香りを残す方法

コーヒーの香りを残す方法についてです。前提条件として、豆は新鮮だというもとに紹介いたします。つまり、同じ豆を使っても香りが出なくなるのはなぜ?というお悩みに対するものです。

答えはずばり、お湯の温度を下げる。

これだけです。

電気ケトルとか使うと熱湯を使いがち

今の時代、電気ケトルがとても便利。それゆえ、沸いたらすぐ淹れる。

豆おっけー、カップおっけー、はいきたお湯!みたいな流れで使いがちですが、そこに落とし穴が。

実はぐつぐつの熱湯で淹れると、香りや風味が飛んでしまいます。これはインスタントでも安い豆でも何でも一緒。何でも一緒の基礎の基礎です。

じゃあどうすりゃいいのよ。具体的な方法とは?

カップに先にお湯を注いで…いや、そんなに時間潰せないし、どれくらい冷ましたらいいかわからない。実はこれ、そういうもんです。わからないものです。

一般的に80℃~93℃くらいが良いという情報が多く、温度を測って淹れたり、温度計の付いたケトルだったりとか色々ありますが、面倒くさい。

ということで、方法を伝授。似たようなことは、実際に喫茶店などでも行われているので、機会があればカウンターに座って観察してみてください。

  1. お湯を沸騰させる
  2. 沸騰させたお湯を別容器にすべて移す
  3. 沸騰させた容器に戻す
  4. 3往復させたら出来上がり

これで出来上がりです。これで室温や移す容器によりますが大体88℃くらいになります。

お湯は必ず沸騰させる

水道水を使っている方を対象に話していますので、水は必ず沸騰させてカルキを抜きましょう。コーヒーには軟水が適していると思いますので、下手にミネラルウォーターで淹れるよりも水道水を沸騰させた方が美味しいです。

もちろんその辺もお好みに合わせてでいいんですが、100人に聞いたら80人以上は同意していただけると思います。一旦沸騰させましょうね。そこから冷ましてください。

移す容器はなんでもいい

喫茶店などでは沸かすポットと淹れるポットが別なことがありますが、家カフェにおいては現実的ではありません。

なんならマグカップでもいいです。私は計量カップを使っています。その時点でお湯の量をはかってしまっていますので。

気を付けるのはこの容器の素材です。耐熱にしなさいよとかっていうふざけた話じゃなく、金属なのか陶器なのかで温度の下がり具合が変わります。何度か飲み比べてみてください。

温度が下がりすぎたら再加熱?

「淹れてるうちに冷めてしまって…」

「少しおいておいたら冷めてしまって…」

色々な理由があります。再加熱、私は特に反対しません。ただ、味が変わります。

どちらかというと苦味が増す気がします。レンチンしたコーヒーの方が好きという方もいるので、冷めてしまった場合に再加熱して味を確認してみるのはありです。

家で飲むコーヒーは自分の好みの味であればそれが正解

さて、温度を下げることで香りや風味が飛ぶのを防げるというお話で、温度の下げ方についても説明してきました。

ちなみに温度を下げることでコーヒーの味も変わります。具体的には、75℃くらいまで下げると酸味が強調され、95℃くらいまで上げると苦味が強くなります。

抽出原理の話で、高温の方がコーヒーから成分が抽出できます。しかし、抽出しすぎるとそれはそれで美味しくない、適度な抽出が一番です。

なので、最後にコーヒーを淹れるポイントをさらっとまとめてみます。

コーヒーを自宅で美味しく淹れるポイント

  • 豆はなるべく新鮮なものを。豆の種類によって味は変わります。
  • お湯の温度は沸騰よりも少し下げて。
  • お湯の量・豆の量ははかりましょう。毎回同じくなるように。
  • 淹れたい量を注いだら、最後まで落とさずドリッパーを外しましょう。

以上です。

結局のところ、「自分で淹れて飲む」というところに美学を感じ、それだけでも美味しいと思えるはずです。

ぜひこれらのポイントを意識して、自分が美味しいと思えるコーヒーに出会いましょう。

以上、『家で淹れるとコーヒーの香りが消える?ズボラな私ですら実践しているたった一つのコツ』でした。

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hayael
「言葉の万年筆」として、日々の気づきや空想を文字に刻むハヤエルです。 エッセイや創作を通じて、言葉が持つ豊かさや面白さを探求し、読者の心に響く物語を紡ぎます。 空想と現実の間を行き来する文章を発信し、日常の中に新たな視点や発見を届けられたら嬉しいです。