エッセイ PR

【てんきた】すごくなる人にもすごくなる過程がある【vol.69】

大天使ハヤエルの天界から来ました。
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

すごいねって言われたいというのが今の僕の夢。
ああいいなって思う。バカやってる大人が執行役員だったり、ふざけまくってる人が取締役だったり。ちゃんと役職に就くからにはちゃんとやっている部分もある。それなのに表には出てこない。そういうのが格好いい。

今年の頭にちょっとしたきっかけで人生が変わった話をした。考え方の切り替えというか。確かにそのタイミングで僕の人生は変わった。たぶんいい方に転んだ。今まで苦戦していた自分を肯定してあげられる可能性はこれからの人生にある。

とはいえそこにはこだわらない。別にいいんだ、今までの人生がおじゃんになっても。これからの人生にもう一度出てくるわけがないんだから。今の自分とは違う自分が考えて考えてやったことなんだから、放っておきましょ。

少し頑張る気力が出てきて、頑張ってみてはいるけれど、実は結果が出る気はしていない。なんとなく頑張りたいから頑張っている。やりたいからやっているだけだ。

子供の頃、一生懸命ノートまとめをしていたのに近い。全くの無駄だったかというと僕の場合はそんなこともなく。テストの時にノートにまとめていたのと同じ図を端っこに書いて満点取ったこともある。まとめたノートを丸ごと覚えられるならそれでいいじゃない。

ただ成果がないというのは結構苦しい。今すごいねって言われている人たちはみんな僕以上に努力して、僕以上に苦しい時間を経験している。悩む量も挑む量も違う。1つの失敗で沈み込んだりしない。

隣りでその過程を見れたとしても、足を引っ張ることしかできなかっただろうな。大切な人を応援しきることが僕にできるだろうか。どこかで嫌になってしまうんじゃないかな。

苦しくても腐らず頑張る。歯を食いしばってやりきる。そういうのが昔からできなかった。今はどうだろう。できるようになっただろうか。「こんな作業量で勝てると思うなよ?」と自分に言い聞かせて今は頑張っている、つもり。

人と比べるのに疲れた

人と比べるのに疲れてしまった。周りを見ながら過ごすのに疲れた。相手が考えていることを気にするのも、なぜ自分だけができないのかと劣等感をおぼえるのも。人といるとどうしても比べてしまう。比べなくていいんだよと言われたところで今までの人生で培ってきたものは消えない。

周りを見て生きるという生き方しか学んでこなかったのだ。結局それが上手くいく社会だ。協調性というのが同調圧力以上に苦しい僕には、社会が息苦しすぎた。泳げないことはないけど海水魚だよ。この池からは出られないのかい?

一人になって、気楽になれた

やっと最近、「幸せだな」って口にできるようになった。とはいえ、生きていてよかっただなんて思わない。早く死んでしまいたい気持ちは変わらず持ってる。それでも、生きるって決めたからにはなんとかしてやろうと思ってる。

お金の計算をしてみたら、どうやらあと3か月はいけそう。全然食えてないんだけど。失業保険、ちゃんともらえるんだろうか。保険料が高すぎるんだよなあ。月3万は払いたくないです、正直。病院行かないし見殺しで良いので。

今は完全にパソコンくんになっている。部屋にこもってずっとパソコン。何がそんなに自分を駆り立てているのかわからないけど、とにかく向かって書いていないと落ち着かなくなっている。

寝食忘れるとはよく言うけれど、気づけばどちらも忘れていることが多々ある。ちゃんと寝て、ちゃんと起きて食べる。これが結構難しい。誰とも会わず、のびのびしていると時間を忘れて没頭してしまう。だから社会は向いていない。

本も映画も観ていない

仕事を辞めて一番の夢は本を読んだり映画を観ることだった。でもPCと英会話にハマってそれしかやってない。ずっと画面を見ているから僕の視力はまた落ちると思う。何かにわからないけど希望を見出して可能性を感じて動いてる。

客観的に見ると非効率で、まったくもって金にならんことを粛々と毎日続けている。

ただね、嬉しいんだよね。自分からやりたいなと思ってできていることが。何かを生み出さなかったとしてもやりたいなと思って動けていることが素直に嬉しい。ああやったらどうかな?こうしてみたらどうかな?と試行錯誤しながら積み上げるのがただ楽しい。

いいんだよもう。何度も生きるのを諦めた人間だから。幸せを追求するだけ。特別贅沢もいらないし高収入もいらない。大金は欲しいし一攫千金したいけど、そればっかりが目的じゃない。

楽しくて面白くて幸せ。落ち着いていて、考える時間があって、心地よい。それだけでいいと思う。今の自分のことは許せている。もう許していいんじゃないかなと思って、自分を責めるのをやめた。

毎日自分を褒める

小さなことでもいいから、毎日自分を褒めるようにした。もちろん口に出して。部屋にいると少しでも発声する機会が多い方がいい。なるべく喋りながら書いて、喋りながら考えている。

朝起きて、起きたことを褒める。シャワーを浴びて、鏡に向かって「お前は最高だ!今日も素敵だ!俺は今幸せだ!」と言っている。片付けが出来ても褒め、寝る準備ができたら褒めている。褒められると嬉しいし、褒めるのも嬉しい。

英会話アプリで英会話をやっているが、人を傷つけるような言葉が全然出てこなくて心にやさしい。あなたは可愛いね!君の子供は素敵だね、将来が楽しみだ!あなたのおばあちゃん?若く見えるね!とかね。キレイな言葉だけ学んでたらキレイな会話しかしなくていいのかも。

まだまだ中学生レベルの内容で、今日やっと道案内をした。ゴーストレイトゥ!って飯作りながらやってます。

一人の時間が向いている人だっている

向き不向きがある。僕には一人の時間が向いている。こんなに楽しくていいんだろうかってくらい楽しい。何をしたって自由だって言うのが嬉しくて仕方がない。

時には落ち込むことももちろんある。未来が不安になることもある。過去がフラッシュバックすることもある。でもその気持ちに素直に居られる。いやだー!うれしー!つらいー!って思ったときに声に出せる。それだけでストレスは一瞬で消え、喜びは倍増する。

他人とじゃなかなかできない。そこまで気を置けない相手はいない。というか、これは自分の問題で一生できないんだと思う。

これからの時間はなるべく後ろめたいことをせず、嘘を付かずに生きていきたい。出会う相手出会う相手を褒めて過ごしたい。そしていつか人助けがしたい。ただそれだけ。

人に優しくして綺麗な言葉を話して美しい景色が見たい。ただそれだけでいい。

そんなことすら気づけず、そんなことすら難しかった世界に居た僕が前を向けるはずなんてなかった。だから仕方ないよ。よく頑張った、昔の自分。あとは任せて寝ててくれ。

 

ABOUT ME
hayael
「言葉の万年筆」として、日々の気づきや空想を文字に刻むハヤエルです。 エッセイや創作を通じて、言葉が持つ豊かさや面白さを探求し、読者の心に響く物語を紡ぎます。 空想と現実の間を行き来する文章を発信し、日常の中に新たな視点や発見を届けられたら嬉しいです。