随筆

自分を助けてあげる方法。5年後の自分にとっての5年前の自分が今の自分

ハヤエル
ハヤエル
誰に相談してもいまいちしっくりこないんだよなあ。

5年前に戻ってやり直したいなと思うことは多々ある。5年どころか2分前からやり直したいことだってしばしば。

そんな時用の都合良い理論がこれ、「5年後の自分にとっての5年前の自分が今の自分」理論。将来やり直したいと思うくらいなら今からやり直そうぜっていう話。

今を後悔しないためにという意味で色んな人が似たような言い方をしていると思うけど、そこまで立派ないいわけでも無ければハッパをかけてかっこいい言い回しではないと思う。

今回の記事の結論:大体みんな客観視が下手なんだよね。

今回の記事を読んでほしい人
  • 頭ではわかっていても実行できない人
  • 後悔しない生き方を知りたい人
  • 相談しても実行できるアドバイスがもらえない人
  • 相談できないし相談する相手もいない人

結局自己アドバイスが一番効く

自分のことは自分が一番わかっているのよって話はあるけど、実際はそんなことはなくて、自分のそばにいる長くいる人の方がよく見えていることはある。

けれども、そのそばにいる人が正しい意見を出せるか、正しいアドバイスができるかと言うとそういうわけでもないわけで。

結局は自分に合ったアドバイスを出せるのはもろもろの条件を加味して自分しかいなかったりするものです。

将来のあなたならどうアドバイスをするかという客観視

自分を俯瞰的に見て、自分自身にアドバイスを送るというのはとても良い手段で、自分の捨てれる条件捨てられない条件というのをしっかりと理解しているからできる。

たとえば、過去のあなたが相談に来た時にどう応じます?今進んでいる道は大丈夫かい?という話なら未来を知っているから答えられますよね。

残念ながら今回はそういう話ではありません。

未来を知っているからこうしておいた方がいいよ、ではなく。あなたの状況、感情を考えるとこうした方がいいんじゃないかなとアドバイスをしてあげるんです。

「英語が話せるようになりたい」と言う人に対して、海外に行けという人がいます。たぶん正しいんでしょう一般的には。では、2年前のあなたにその力はありましたか?

人と話すのが苦手という人もいるでしょう。そんなあなたに、他人ではないあなたに対して「留学しなさいな」って言いますか?言わないですよね?自己アドバイスの利点はそこにあります。

出来ないことは知ってるよ、だからもうちょっと頑張れ。

苦手なことも嫌なこともわかります。言われてすぐやるタイプなのか環境が整わないと出来ないのか、継続が苦手なのか最初は誰かとじゃなきゃ始められないのか。人によって特徴は様々です。

あなたにとって一番合っている方法は何だと思いますか?その正解はあなたしか知りません。でも今のあなたはきっとわかりません。

助けてほしいと自分自身が相談してきたときにどうしろと伝えるのか。

本題に戻ります。あなたがあなたに相談しに来ました。普段相談しないタイプの人でも勇気をもって相談しに来たことにしましょう。

ちょっと飲もうと言われたと思って、部屋にグラスを2つ用意してよく飲むお酒を2つ用意してください。そして、今のあなたを目の前にして、あなたはなんと声をかけますか?

わかるわかる、不安だよね。今の仕事はつらいけどやめたくないもんね。そういう同調はできます。でもそこでは終わらないと思います。

  • 「あなたなら辞めても他に仕事が見つかるよ、大丈夫。」
  • 「一旦親に相談してみたら?」
  • 「それはね、○○って本に書いてあったんだけど…。」

きっと会話が弾みます。そしてスッキリします。

理解してもらえること、腹を割って話せること、困っている相手の力になってあげること、真剣に考えること。全てあなたの心を軽く、気持ち良くしてくれますよ。

忘れないように意見をメモしよう

ここで出た意見はあなただけの、現在持ちうる最強のアドバイスです。忘れないうちにメモしましょう。その日は忘れてもいいんです。忘れて寝てしまって大丈夫。

翌日、振り返れるようにしっかりとメモしておきましょう。それがどのビジネス書よりもあなたの力になります。

出た意見をもとに、変えられる部分を変え、できることからすぐ始める。

行動でしかあなた自身を助けられません。そこは現実のあなたの努力しなきゃいけない部分です。助けてあげるために頑張ってあげましょう。

他者を助けるためだと思えばできます。自分のことだから「しなくても我慢すればいいか」という気持ちになってしまいます。

助けてあげられるのは自分だけ。

5年前の自分に頼られ、5年後の自分が誇らしく思える人を目指す

  • 自分を客観的に見る
  • 自分の最強の相談相手は自分自身
  • 自分のためではなく、「困っている自分」という他者のために行動する

できているようで出来ていないのが客観視です。そして使えているようで使えていないのもまた客観視です。

得た知識を人には説明できるけど、いざ自分のこととなるとどうしていいかわからないことってありますよね。

人の悩み相談には乗れて頼りにされて、いいアイデアが思いついたりするけど自分の生活には活かせてないこともあります。

これらは全て、客観視が下手だから起きることなんです。あなた自身の能力に問題があるわけではありません。

どういう状況なのかを感情を切り離して見つめ直すことで改善点は浮かびます。時に冷たく厳しい結論であっても、それはあなたがあなた自身を思って出した答えです。

参考にしてあげてください。そうすればきっと幸せが近づきますよ。

以上、『自分を助けてあげる方法。5年後の自分にとっての5年前の自分が今の自分』でした。