てんきた

【てんきた】美味しいコーヒーがある幸せ【vol.27】

小学2,3年生くらいからコーヒーを飲み始め、高学年からずっとブラック派。一緒に飲む母がブラック派で、1日10杯くらい飲むコーヒー中毒者なので、それにつられるように私もブラック派になった。

父は酸味の強いコーヒーが好きで、ミルクと砂糖を入れて飲む。私はどうもあの酸味が苦手で、父が残したコーヒーを代わりに飲むことはあったが、美味しいとは思わなかった。

我が家の英才教育といえば、過剰な会話、宗教批判、ミステリーによる犯罪への慣れの他、倫理的にあまり言わない方がよいものが並ぶが、家でのコーヒーはドリップして飲むというのがその中に一つあった。

美味しいコーヒー、美味しくないコーヒーもたくさん飲み、外食しては食前食後にコーヒーを飲み、空き時間には喫茶店でコーヒーを飲みながら喋って待つ。

あまり思い出が多いタイプの人間ではないが、思い返したときにジュースを飲んでいる時間というのが少ない。コーヒーか牛乳か酒。最近で言えば、コーヒーと酒とプロテイン。

 

家で飲むときにドリップしていると、外で飲むコーヒーより大体美味いというジレンマに陥る。お客様に出すコーヒーと私に出すコーヒーが同じなら味覚が合わなくて当然だ。

自分のさじ加減で自分にピッタリのコーヒーをカップにナミナミ注いでゴクゴク飲むことに幸せを感じる。

だから外で飲むコーヒーは店主の淹れた微妙なコーヒーでもインスタントコーヒーでもあまり文句は言わない。ただ、お願いだからぬるいのと薄いのだけはやめてほしい。

 

この間、職場で化石のようになっていたバリスタを洗って復活させた。

私は大学のゼミでも前の職場でもバリスタを使っていた。ゼミでは大学の授業や実験を支えてくれた仲間であり、前の職場でも一日頑張るエネルギーをくれた。

仕組みを理解するのは難しくなかったが、かなり初期のバリスタだったので仕様の違いに驚いた。今の方がパーツが細分化されていてより清潔に使えるようになっていたり、色分けされていてわかりやすくなっている。

バージョンアップがきちんとアップしている良い例だなと感心しながら洗剤で磨いた。

このバリスタを復活させた理由というのが、コーヒーを飲みたかったというのもあるが、職員が寄贈したものだったからなんとか使いたかったというのがある。

部下思いの上司がゴルフのコンペで当てて持ってきたものだそうで、以前新人さんたちが使ってみたら美味しくないから放置したと説明を受けた。

普段ブレンディやエクセラを飲んでいる人たちにとって極端にまずいはずは無いと思って蓋をあけると、湿気でダメになったエクセラがかたまりになって詰まっていた。これでは上司もバリスタもかわいそう。

そこで昼休みを使ってお湯に浸けたり爪楊枝を使って黙々とピカピカに仕上げたわけですが、ゴールドブレンドを補充して飲んでみると変わらず美味しくできました。これでまたみんなで使えます。

「やあ、久しぶり。また定時まで頑張ろうな。」

そんな声が聞こえた気がした。違いがわかる人にはわかる仕様になっているようだ。

ちなみに、エクセラやブレンディや緑茶の茶葉は会社の経費で落ちるが、バリスタに使うゴールドブレンドは自腹ですと経理の方から説明を受けました。

私にはその違いは理解できないのでくれぐれもみんなには使わないでほしい。

 

【大天使ハヤエルの天界から来ました。】美味しいコーヒーがある幸せ【vol.27】