随筆

効率が上がる!学校では教えてもらえない”正しい”勉強法講座。

どうやって勉強したらいいかわからない。

効率の良い勉強法って無いんだろうか。

今回はそういう疑問をお持ちのあなたにバシュッと答える記事になっております。

今回の記事の対象

・効率の良い勉強法を知りたい。

・正しい勉強の仕方を知りたい。

・勉強しているけどイマイチ覚えられない。

・学校の成績が悪かったけど勉強したい社会人。

・今まで勉強らしい勉強をしてこなかったけど学び始める社会人。

・幾度となく勉強で挫折を味わったことがある人。

ちなみに、勉強方法を知りたくなるのって普通のことだと思います。学校の先生は勉強の仕方を教えてくれませんもんね。復習しておけ、できるようになるまでやれって言うだけですもん。

自分たちはできるようになってから教えているから、授業は彼らの知識の発表会みたいになっているし。学生に知識を付けさせようとしている教師はごくわずかです。

みなさんは正しい勉強方法を身につけて、学びの機会をどんどん増やし、知識をたくさん増やしていきましょう。

正しい勉強法を知ることのメリット

こんにちは、勉強大好き大天使ハヤエル(@hayael_hodokura)です。今回の記事は正しい勉強法がテーマです。

「正しい」ってなんなの?というのを定義しますと、『誰でも出来て』『きちんと効果がある』勉強方法のことです。難しい方法は一つもありませんし、なんなら今やっている勉強の仕方より簡単になる人もいると思います。

個人差もなく、よっぽど特殊なことでない限りは万能に応用が利く内容になっております。

まずは、正しい勉強法を知ることで得られるメリットを2つご紹介いたします。

1.惑わされなくなる

方針が決まると集中できます。人間は自信のない分野に対しては誰しもが弱気になってしまうので、『本当はもっと良い方法があるんじゃないか』って気になって探してしまいます。

いつしか探すことに夢中になって、実践しないまま次の方法を探しにいき、気づけばスマホをいじるたびに「勉強法 効率の良い」とかで検索しちゃいます。

正しくて効果のある勉強法を知ると、他にもっといい方法があるかもしれないけど自分のやっていることは間違っていないし効果も出ているからこれでいいやと安心できます。

勉強するうえで不安が無いというのはとても重要なことで、勉強方法に不安がなくなると勉強に集中できます。あとはやるだけの状態に持っていけます。

そこでやっとスタートが切れますので是非身につけていただきたいです。

2.無駄なく短時間で成長できる

もう一つの理由としては無駄なく成長できるということです。

巷の勉強法は結構無駄が多いです。理論も長いし、ものすごく古い話まで出てきます。

予備校の先生が言うことが正しいようにも思えるけれども、それで不合格になっている人もいるし、合格した人が言われていた通りにだけ勉強していたかというのはわかりません。

プロとして作り上げたカリキュラムは信じてよいと思いますが、勉強方法は各々に任せている部分が大きいです。

具体的に言うと、ここが重要ですよというのは教えるけれども、その重要だと思われるところを覚える方法まではほとんど示してくれません。そこは『努力』だと言います。

努力の仕方はどうすればいいかまで教えないのは不親切じゃないかなと私は思います。

今回の記事では、回り道せずに努力したエネルギーを知識の定着に結び付けられる方法を提示していきます。

アウトプットはクイズ式勉強法こそが最上

アウトプットが大事なのはわかるけど、問題を解くだけでいいのか疑問に思ったことありませんか?

たしかにアウトプットは大切です。しかし、そのアウトプットに「想い起こす(想起)」という段階が含まれているかがポイントになります。

そこで、アウトプットの仕方としてオススメしたいのがクイズ式勉強法。一問一答の単語帳タイプの勉強法が最も能率を上げられるのですが、そこにもう一工夫加えるだけで勉強の質がぐんと上がります。

クイズ式勉強法

  1. テキストを読む。まず読み進めましょう。元となる教科書や参考書のことです。
  2. 重要なところに印を付けましょう。付箋でもいいし、マーカーを引いてOKです。長くなりそうなら枠や『 』で囲むと楽ですよ。
  3. 間髪入れずにまとめます。読んだ内容を頑張って要約してください。理想はページごとですが、範囲が多い場合はマーカーを引くポイントが出てきたら一旦止めて要約しましょう。
  4. 要約が答えになるような問いを作ってください。分割しても構いません。たとえば1ページの内容を6行くらいにまとめた場合、そのまとめにタイトルを付けるつもりで問いを作るか、3つくらいの問いに分けるのがコツです。
  5. 問いを単語帳的なのにまとめて、問いだけを繰り返しましょう。あなた専用の問題集が完成しました。

定着させるだけなら結局のところ単語帳システムが最強

アウトプットという言葉がわかりにくくしているけども、思い出す回数が多いとその分記憶として定着します。思い出すことで覚えられます。思い出すという段階を踏むのがなによりも大事です。

ただ、単語帳ほど機械的すぎると、解答が単語になってしまい、応用が利かなくなります。同時に背景を思い出せるクイズ形式が最強です。

このシステムのメリットは、実は時間がかからないという事。初回にテキストを読むのは全員が通らなければいけない道ですし、それを要約していっているので読み返す必要が無い。

要約をクイズ形式にして、要約したものを頭に入れられれば全体を理解したことになります。

作った問題は得意な人はスマホのフラッシュカードに入れてもいいんですが、無理せず単語帳でいいですよ。その方が勉強の流れのままカードが作れるので途切れずに勉強できます。

少し幅の広めの単語帳。200円しないくらいで売ってます。ボールペンが透けないようなやつで、リング穴が破けなそうならどれでも大丈夫。場所によっちゃコンビニでも買えるのですぐ始めてみましょう。

飛ばしてもOK。要約の仕方と問いの作り方の例。

短い文章の例題として、てんきたのNo.21で試してみましょう。

天界から来ました。
ピザトーストでの上あご火傷率はバルセロナのボール保持率を超えるよね【vol.21】ピザトーストを食べると、上あごが火傷してベロベロになります。 少し小さく切ったところで関係ないね、かぶりつくと焼ける。 んで、大体馬...

要約:ピザトーストで上あごを火傷しやすいという話。

筆者の父親は夕食後にピザトーストを食べる。筆者のトーストの焼き方はピザトースト、フレンチトーストの順に多い。ただしマーガリンやジャムは含まず。幼き頃のピザトーストは三十路まで。

餅は磯辺焼きが1位、2位がきなこ餅。面倒かどうかの差。上あごを火傷しない方法は見つかっておらず、人類として月に行く前にみつけておきたい課題だ。

問 てんきたNo.21について

  1. 筆者のトーストの焼き方、1位と2位は?また、餅の焼き方は?
  2. 筆者が慣用句をもじって言った言葉。
  3. 上あごを火傷しない方法は?

こんな感じでいいです。それでも要約が難しい人は、問題集を参考にしましょう。問題集の問題はその単元をまとめたものです。問題の答えが漏れないような要約を作れれば完璧ですよ。

ちなみに、問題集と同じ問題や答えにする必要はありません。自作問題に答えて要約全体を思い出すことを繰り返すことになるので自然と理解できます。

翌日マル付け勉強法

実は間隔を空けて勉強するのが効果的なんです。完全に無駄だとは言いませんが、覚えているうちにすぐに復習しなさいというのは必ずしも正しくはない。

覚えているうちに復習をするメリットは初回に得た情報を整理しておくことだけです。なので、見返して大事なところとそうじゃないところは分けておきましょう。(上の要約をするのもすぐの方が良いです。)

問題集の丸付けに関しては翌日っていうのが丁度いい。ああ、あの問題ねってなるので。なので臆することなく解いたら解きっぱなしにしてください。(翌日試験の場合を除く。)

そうすると、次の日まず前日の復習から入れるんです。1回目の復習が楽です。そしてやることが決まっているのも楽だし、軽い作業から入ることでやる気スイッチも入ります。

ちなみに心理学的な話をすると、このときに赤ペンで丸付けしない方がいいそうです。というか、勉強の時に赤が周囲にある人はすべて取り除いた方がいいみたいですよ。

嘘かどうかはわからないけど、効果があれば儲けものです。特に抵抗が無いのであれば青とか緑でどんどん進めましょう。(書いていて気づいたけど自分用に作ったボールペンの軸色が赤だ…)

間を置くことで問題丸ごと復習できる

さすがに丸付けの時は問題文も読んでください。ただ答え見て解答欄の数字に丸をつけるだけじゃさすがに効果が薄いです。

思い出すことが大事で、解いたときの状況も一緒に思い出せるのが理想的です。眠かったなあでも、あんなLINE来てたなあでもOKです。天気や室温も記憶を定着させるツールになりますよ。

基本的に復習のタイミングは週に1回でOK

じゃあ復習はいつやればいいの?というと、大体週1回でOKです。もちろんその知識が必要な時期にもよるんだけど、大体7日空ければ、大体忘れているので丁度いいです。

どこかに予定を書き込んでおくのが大切。「この日は復習の日」ってのはダメで、たとえば「10日にやった分を17日に復習する」という意味です。「5-10日までの内容を17日に復習」だと効果が薄れます。

この“大体”というのがポイントで、全忘れじゃないのが良いんです。「あれなんだったかなー、ここまで出てるんだけど…わかんない!」がベスト。

そこで確認して、くそう!悔しい!」ってなるのが最も記憶の定着に繋がります。

5回正解したらその問題はもうやらなくていい。

どのくらい繰り返すのかと言うと、5回正解するまでです。これ以上やっても無駄です。その分他のことをやればいいので、この感覚で5回を目安にしてください。

作った単語カードに日付と正誤が記録できるスペースを作って、やった日と正誤を○×で書いておきましょう。5個丸がついたらそのカードは卒業です。

そうやってどんどんやることを減らしていきましょう。

試験までの日数が短い場合

せめて5回復習ができるように時間を取りましょう。

単純に試験までの時間を5で割って、その時間ごとに繰り返すだけでいいです。

計画を立てることに時間を使わないようにこの方法で頑張ってください。

数学におすすめ!パターン理解型勉強法

特に数学で使える方法にパターン理解型勉強法があります。薬学部なら物理薬剤学とか、解き方の方法、流れ、パターン、公式があるものすべてに応用が利きます。

説明だけなら簡単で、問題を見て、何の公式を使うか、どういう流れの回答になるかがわかるかを確認するというもの。

特に復習するときのポイントで、答えがわかっていると復習しにくいのが数学だと思うんですが、重要なのは仕組み、流れの部分です。

問題を見て解き方がパッと思い浮かぶかどうかが大事。流れを頭で思い描いてから時始めるようにしてください。

大丈夫、勉強法を知りたいあなたは途中の計算でつまずくことの方が少ないはずですから。

ただし、1回は解いたほうがいい2つの理由。

初回は解こうとするのがおすすめです。というか普通に解いてしまっていい。これには2つの理由があります。

1つ目の理由は、解けた解けなかった、悩んだという感情が記憶の定着にとても役に立つからです。解けるかどうかが重要ではありません。

よく、効率を求める時にこの過程を抜かす人がいるんですが、挑戦しておいた方が結果的に時間効率は良くなります。最初から答えを見て解答を暗記するという方法が受験数学では取り上げられがちですが、長考せずとも一度解いてみた方が良いですよ。

2つ目の理由は、自分にとっての難易度のスクリーニング(仕分け)ができるから。問題集についている難易度はあくまで正答率が指標です。あなたにとって簡単なものもあれば難しいものもあるのであてになりません。

出題済みの問題は全問解けるようになるというのが基本的な目標です。あなたにとっての難易度、苦手分野を把握しておくことで時間のかけ方や計画の立て方に加減ができますよ。

誰でもできるけど、これをやらないと効果半減?勉強は締めが大切。

諦めじゃないですよ、締めです。実は勉強はシメが大切です。

必ずその日の最後にはその日の勉強を振り返ってください。どんな場所で、どんな感情で勉強したか。図書館で眠くなりながらとか。

反省をしてください。あの時休みすぎた、スマホ使いすぎた、もう少し進める予定だったのにできなかった。こんな感じでいいです。

改善点を考えてください。もう10分頑張ればよかった、眠気が邪魔だったから顔を洗ってからやればよかったのでは?こんな感じでOKです。

これだけです。何かを実行しろって話じゃないんです。それを生かせってわけじゃないです。段階を追って反省するだけです。それだけで学習の効果が上がります。

全体を見渡す、全体を振り返る、そして思い出すことができるので、知識の定着につながります。

やめた方がいい勉強法

ノートまとめ

以前、ノートの取り方を紹介しましたが、あくまでもノートは記録です。記録したものを見ながら演習を重ねる必要があるので、聴くときあるいは学ぶときにノートを取るのはもちろん良いことです。

ただ、それをきれいにまとめる時間があったら、要約して自分用に問題を作成したほうがいいです。定着度合いが違います。

楽しいんですけどね、ノートまとめ。

音読ばっかり

・音読はやり方によっては効果があります。言いながらどんどん書きとっていったり、テキストで得た内容をすぐに要約して声に出したりです。

書いてあることをただ読むだけというのはあまり意味がありません。集中が切れてきたときの気分転換にしてください。

語学は音読だろって方がいますが、話せなきゃいけない勉強だけは声が必要です。紙で正誤が判断される世界の語学には必要ありません。

学校で教えないのは知らないから

私は教えない理由は知らないからだと思います。教育の初期段階で知っていればみんな困らずに学べるんです。

頑張ろうと思った人はその努力が実るんです。問題なのはやりたいけどどうすればいいかわからず、結果努力が実らないという状況です。それだけは避けたい。

特に中学生、高校生、大学生の人が読んでいたら今日からすぐできる勉強方法なのでぜひ見直して試していただきたいです。

教師は勉強のエキスパートではない

大人にならないとわからないとかあまり言いたくないんですが、同期が教師になったりするわけじゃないですか。そうなったときに、勉強ができるやつだったかというと、そういうわけでもないんです。

指導マニュアル的なのがあり、教え方的なのも彼らは習うんですが、もちろん人間なので上手い下手が出ます。

そして私みたいに勉強法が大好きで色んな本を読み漁って実践しまくっているやつなんてほんと一握りだと思います。

勉強の仕方、学び方にもう少しフォーカスしてくれるといいのにね。

私は学校の先生が嫌いだったのであまり言うと悪口になる。

そもそものスタンスとして学校の先生が嫌いでした。なので、教師に対しての私の意見はあてにしないでください。言うことに論拠も示さず感情だけで地位の暴力を振りかざしているサムい人という印象しかないので。

学校 is 良いもの、楽しいところだと認識している人しか教師にならないと思っていて、私はそうは思えなかったしそういう友人もいなかったので、どうしても彼らに対してはこういう目線で見てしまいます。

それはさておき、これからを生きる学生のみなさんには、そういう力に邪魔されずのびのびと知識を付けていってほしいなと思うので少し長かったですが書きました。是非参考にしてください。

以上、『効率が上がる!学校では教えてもらえない”正しい”勉強法講座。』でした。