生きているとどうしてもお別れというのが訪れる。
無くていいのになと思うのに、どうしても避けられないもんである。
別れを経験すると、「ああ、こんな気持ちになるんだったらもう出会いなんていらねえや」と思うんだけど、別れが不可抗力で訪れるように、出会いもまた予期せぬタイミングで訪れる。
別れとは絶対的に悲しく、どうしようもなく寂しいもんである
別れというのはとても寂しいもんです。
一緒に過ごした時間が長いほど、大切な時間を共有していればしているほど寂しさは大きい。
友人、恋人、家族、恩師。死別だけじゃなく訪れる別れ。
死別じゃないならなんとかできないかなって思うけど、どうにもならないものです。
いや、死別だとしてもどうにかならないもんかなって思う。
んで、人間ってアホなもんで。というか私がアホなんだろうね。
全く持って学ばない。
別れが訪れるたびに、もっとああしていればよかったなとか思うんです。
その時その時で思いつく限りの最善を尽くしたところで結果、のちのちタラレバを思いつく。
なんでかこう、後悔ばかりの生活をしています。
別れって苦手だなあ。いつまでたっても慣れません。
別れずに済んだ道は本当になかったのかなって考えてしまう。
この経験をすると、人と密にかかわるのが嫌になります。
私の恩師とも呼べるスタッフが辞めたんです、家庭の事情で。
入社して2年半くらいずっと一緒に仕事をしてきて、苦楽をともにしてきました。
親子のように息ピッタリで、お互いの家庭のことも相談しあうし、お互いが教えあう良い仲でした。
「あなたが居たからやってこれたわ。」最後にそう伝えられたけど、こっちのセリフです。
あなたのおかげでやってこれました。ありがとう。お世話になりました。
涙が出そうになるのをグッとこらえて、最後はあんまり声が出なくて。泣きそうになる気持ちを押さえて。
「またどこかでね。お疲れ様。」
そう笑って送り出しました。
もっとまともに送り出せなかったんだろうか。
でもこれが限界だったな、もう何もできなかったよ。
札幌での母のような方とお別れしました。
明日から彼女が居ない職場で、いつもと同じ時間を過ごします。
1人でこなす時間もあったけど、来週になったらまた来るというのと、もう来ないというのとでは全く違います。
悲しいし、寂しいよね。
数日前からじわじわ来てたけど、これからまたじわじわ来るんだろうね。
寂しいな、ほんと。苦手だなあ、別れは。
以上、『【大天使ハヤエルの天界から来ました。】お別れというのは絶対的に悲しいもんです。【vol.8】』でした。