てんきた

お別れというのは絶対的に悲しいもんです。【vol.8】

天界から来ました。

生きているとどうしてもお別れというのが訪れる。

無くていいのになと思うのに、どうしても避けられないもんである。

別れを経験すると、「ああ、こんな気持ちになるんだったらもう出会いなんていらねえや」と思うんだけど、別れが不可抗力で訪れるように、出会いもまた予期せぬタイミングで訪れる。

別れとは絶対的に悲しく、どうしようもなく寂しいもんである

別れというのはとても寂しいもんです。

一緒に過ごした時間が長いほど、大切な時間を共有していればしているほど寂しさは大きい。

友人、恋人、家族、恩師。死別だけじゃなく訪れる別れ。

死別じゃないならなんとかできないかなって思うけど、どうにもならないものです。

いや、死別だとしてもどうにかならないもんかなって思う。

 

んで、人間ってアホなもんで。というか私がアホなんだろうね。

全く持って学ばない。

別れが訪れるたびに、もっとああしていればよかったなとか思うんです。

その時その時で思いつく限りの最善を尽くしたところで結果、のちのちタラレバを思いつく。

なんでかこう、後悔ばかりの生活をしています。

 

別れって苦手だなあ。いつまでたっても慣れません。

別れずに済んだ道は本当になかったのかなって考えてしまう。

この経験をすると、人と密にかかわるのが嫌になります。

 

私の恩師とも呼べるスタッフが辞めたんです、家庭の事情で。

入社して2年半くらいずっと一緒に仕事をしてきて、苦楽をともにしてきました。

親子のように息ピッタリで、お互いの家庭のことも相談しあうし、お互いが教えあう良い仲でした。

 

「あなたが居たからやってこれたわ。」最後にそう伝えられたけど、こっちのセリフです。

あなたのおかげでやってこれました。ありがとう。お世話になりました。

涙が出そうになるのをグッとこらえて、最後はあんまり声が出なくて。泣きそうになる気持ちを押さえて。

「またどこかでね。お疲れ様。」

そう笑って送り出しました。

 

もっとまともに送り出せなかったんだろうか。

でもこれが限界だったな、もう何もできなかったよ。

 

札幌での母のような方とお別れしました。

明日から彼女が居ない職場で、いつもと同じ時間を過ごします。

1人でこなす時間もあったけど、来週になったらまた来るというのと、もう来ないというのとでは全く違います。

悲しいし、寂しいよね。

数日前からじわじわ来てたけど、これからまたじわじわ来るんだろうね。

寂しいな、ほんと。苦手だなあ、別れは。

 

以上、『【大天使ハヤエルの天界から来ました。】お別れというのは絶対的に悲しいもんです。【vol.8】』でした。